ステンレベラはステンレス薄膜で液面レベルを検出するセンサです。
容器の下側側面に丸穴をあけ、そこに薄いゴム膜を貼って、容器に水を入れると、水圧によりゴム膜が膨らみます。水圧は水深が深くなるほど大きいので、容器に入れた水の量が多いほど、ゴム膜の膨らみ方が大きくなります。そのため、ゴム膜の中心に接点を付ければ、ある水位で電気信号を取り出すことができます。
個々の容器にゴム膜を貼り付けることは出来ません。そこで、水圧でゴム膜が動くような機構部(受圧部)を別に作り、そのゴム膜の膨らみ方で電気接点が開閉したり、電圧が変化したりするようにしたもの、それが水位センサ、または、レベルセンサと呼ばれるものです。
フジコントロールズのステンレベラは、ゴム膜の代わりに、ステンレス薄膜を用いた水位センサです。耐久性、耐候性に優れ、さまざまな液体に使用できます。
水の量とゴム膜の膨らみ
ステンレベラにはマイクロスイッチなどの電気接点を開閉するもの(電気接点開閉タイプ)と半導体感圧素子で電圧変化を出力するもの(電圧出力タイプ)があります。
ステンレス膜は熱に強く、耐薬品性にも優れ、薄くても通気性の無いところから沸騰水を使う食器洗浄機・風呂釜の空焚き防止・灯油ホームタンクの残量監視などに採用されるようになり、現在も新しい用途への引合いが続いています。
ご用途により、仕様・取り付け方法などが異なる場合があります。ご用命の際は、詳しくご指示いただけますよう、お願いいたします。
風呂釜・給湯機(ガス・石油・電気)・タンク(灯油・重油・潤滑油・廃油・廃液・食油・食酢・温水・温泉・水・熱媒・エア・ガス)・ポンプ(循環・給湯)・洗車機(門型・温水高圧・コイン)コーヒーサーバー・MRI検査装置・リハビリ用温槽・オゾン生成器・ガス圧計・燃料電池・業務用洗濯機など